ようちえん日記

園長の独り言(令和7年6月)

2025.06.01
雲一つ無い五月の青空に春が舞う。陽を浴びた山の緑も縦横に揺れ、丸で笑顔を振り撒(ま)いて周(まわ)りに挨拶している様にも見える。鳶(とび)が上昇気流を掴(つか)み空中に浮遊する自分に酔っているのだろうか? 下界を睥睨(へいげい)する通快と自らの視線の高さ前方に遮(さえぎ)る者の居ない世界と、天に近いある種の征服感に似た満足に酔っているのかも知れない。頭上近くに近付いた時に細長いパンスティックを千切(ちぎ)って投げてやる。地上の獲物を襲う速度は容赦の無い威圧感さえ覚える。空中でもパン屑を操(と)る天恵の妙技とバランスには畏敬(いけい)の念さえ沸(わ)く。

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